かゆい、赤い、ぶつぶつができた、皮がむける、じくじくする、痛い。皮膚の不調は目に見えるぶん気になりやすく、それでいて「病院に行くほどだろうか」と迷いやすいものでもあります。
市販薬でしのいでいるうちに範囲が広がってしまった、去年ももらった薬を塗っているけれど今年は効かない、原因が分からないまま何年も付き合っている——。皮膚科の外来では、そうしたお話をよくうかがいます。
川名ごとう皮フ科クリニックの一般皮膚科では、湿疹・かぶれから、じんましん、水虫、いぼ、帯状疱疹、できものまで、日常的に起こる皮膚のトラブル全般を診療します。赤ちゃんからご高齢の方まで、世代を問わずご相談いただけます。
こんな症状は、ご相談ください
次のような症状があれば、皮膚科の受診をご検討ください。
- 皮膚がかゆい(部分的/全身/夜になると強くなる)
- 赤み、ぶつぶつ、水ぶくれができた
- じくじくする、汁が出る、かさぶたになる
- かさかさして粉をふく、皮がむける
- 痛い、ひりひりする、しみる
- 皮膚にしこり・できものがある、だんだん大きくなっている
- ほくろの形や色が変わってきた
- 爪の色・形が変わった、爪の周りが痛い
- 髪が抜ける、地肌が目立つようになった
- 汗の量やにおいが気になる
- 虫に刺されたあとが治らない
- やけど、切り傷、すり傷をした
- 特定の季節・場所・食べ物で症状が出る
- 市販薬を使ってもよくならない、かえって悪化した
- 原因が分からない発疹・かゆみが続いている
症状が軽いうちのほうが、治療は短く済むことが多くあります。
「これくらいで受診してよいのだろうか」と迷われる程度でも、どうぞお越しください。
一般皮膚科で診る、
よくある疾患・治療法
一般皮膚科で用いる機器
当院の一般皮膚科の特徴
皮膚科専門医による診療

当院の院長・後藤克修は、日本皮膚科学会が認定する皮膚科専門医です。大学病院含め複数の総合病院で皮膚科診療にあたってきました。
皮膚には数多くの病気があり、見た目が似ていても原因はまったく異なります。「よくある湿疹」に見えるものが別の病気であることは、実際に起こります。
その見極めを行うのが、皮膚科専門医の役割だと考えています。
まず「何なのか」を見極める
当院がもっとも重視しているのは、診断です。
皮膚の治療は、診断を誤ると効かないだけでなく、悪化させてしまうことがあります。
真菌(水虫の原因菌)による症状にステロイドを塗れば、かえって広がります。ウイルス性のいぼを湿疹として扱えば、増えていきます。「とりあえずこの薬を試してみましょう」という進め方を、当院ではいたしません。
診察では、ダーモスコピー(拡大鏡を用いた観察)で皮膚の細かな構造を確認するほか、必要に応じて次のような検査を行います。
- 顕微鏡検査
皮膚や爪の一部を採取し、真菌などの有無を調べます - 細菌培養検査
感染が疑われる場合に、原因となる菌を調べます - 血液検査
アレルギーの原因、炎症の程度、全身の状態を調べます - パッチテスト
かぶれの原因物質を特定します - 皮膚生検(組織検査)
局所麻酔をして皮膚の一部を採取し、顕微鏡で詳しく調べます
検査が必要と判断した場合は、なぜその検査が必要なのかをご説明したうえで行います。
皮膚は体の状態を映す鏡 — 外側だけでなく、内側からも

当院の診療の核となる考え方です。
皮膚の症状は、皮膚だけで完結しているとは限りません。食事の内容、睡眠、ストレス、体重といった生活の側面が、症状と結びついていることがあります。塗り薬でいったん落ち着いても、背景にあるものが変わらなければ、同じことがくり返されます。
院内には管理栄養士が常駐し、ご希望に応じて栄養や生活面のご相談もお受けしています。
ただし、当院は「栄養で皮膚の病気を治す」クリニックではありません。
標準的な治療を保険診療の範囲でしっかり行うことが土台であり、栄養や生活面のご提案はその上に置く追加のアプローチです。効果を保証するものではなく、**保険診療とは別のご案内(自費)**となります。
同じ治療を、漫然とくり返さない
後藤院長には、「クリニカルイナーシャ(治療の惰性)」に対する問題意識があります。改善していないのに、同じ薬・同じ方針が続けられてしまう状態を指す言葉です。
当院では、再診のたびに前回からの変化を具体的に確認します。変化が乏しいときは、同じ処方を続けるのではなく、診断そのものを見直す、治療法を変える、皮膚以外の背景を確かめる。いずれかの手を打ちます。
「あまり変わりません」というお言葉は、遠慮していただく必要のない、いちばん役に立つ情報です。塗り方が難しい、べたつきが苦手で続かないといった事情も、そのままお話しください。続けられない治療は、効く治療になりません。
アレルギー科としての対応
当院はアレルギー科も標榜しています。アトピー性皮膚炎、じんましん、食物アレルギー、花粉症、金属や化粧品によるかぶれなど、アレルギーが関わる症状に対応します。
原因を特定するための血液検査やパッチテスト、スギ・ダニによる症状に対する舌下免疫療法もご相談いただけます。
通いやすい体制
所在地は名古屋市昭和区折戸町で、地下鉄鶴舞線「川名駅」から徒歩10分ほど、屋根付きの駐車場を15台分ご用意しています。院内にはキッズコーナーや多目的トイレ、エレベーターを設けています。皮膚の治療は一度で終わるものばかりではないため、無理なく通い続けられることを大切にしています。
当院で対応する主な疾患
以下は、当院の一般皮膚科で扱う代表的な疾患です。各ページで詳しくご説明しています。
湿疹・皮膚炎
- アトピー性皮膚炎
かゆみを伴う湿疹が慢性的にくり返される疾患です。年齢によって症状の出る場所が変わります - 手湿疹
水仕事や手洗いの多い方に生じやすい、手の湿疹です。「主婦湿疹」とも呼ばれます - 脂漏性皮膚炎
皮脂の多い部位(頭、顔のTゾーンなど)に赤みとフケのような鱗屑が出ます - アレルギーによる肌トラブル
金属、化粧品、植物など、触れたものが原因で起こるかぶれ(接触皮膚炎)を含みます
じんましん・アレルギー
- じんましん
突然、盛り上がった赤い発疹が出て、数時間で消えることをくり返します - 食物アレルギー
特定の食べ物で皮膚症状などが出るものです。原因の特定が重要です - 花粉症
鼻や目の症状だけでなく、顔のかゆみ・赤み(花粉皮膚炎)が出ることもあります
感染症
- 水虫・爪水虫
真菌(カビの一種)による感染症です。見た目だけでは診断できないため、顕微鏡検査が欠かせません - とびひ(伝染性膿痂疹)
細菌感染により、水ぶくれやかさぶたが体に広がります。お子様に多い疾患です - 帯状疱疹
体の片側に痛みを伴う発疹が出ます。早期の治療が、その後の神経の痛みを抑えるうえで大切です - いぼ・水いぼ
ウイルスによるものです。放置すると数が増えることがあります
できもの・腫瘍
爪・足のトラブル
足のトラブルについては、後藤院長が日本フットケア・足病医学会に所属し、日本医師会認定 健康スポーツ医でもあることから、削るだけで終わらせず、原因となる歩き方や靴の面からもご相談いただけます。
髪・汗のトラブル
後藤院長は日本臨床毛髪学会に所属しています。
けが・やけど
- 熱傷・きり傷・すり傷
やけどや外傷の処置を行います。傷あとを残しにくくするうえでも、初期の処置が大切です
にきび
- にきび・にきび跡
保険診療で対応できる治療があります。跡を残さないためには、早い段階からの治療が大切です
原因のはっきりしない症状
- 原因不明の発疹・かゆみ
どこに相談すればよいか分からない症状も、まずはご相談ください
上記のほか、湿疹・皮膚炎、細菌・真菌・ウイルスによる感染症、虫刺され、薬による発疹(薬疹)、乾燥による皮膚のかゆみなど、皮膚に関するお悩みは幅広く対応します。一覧にない症状でも、どうぞご相談ください。
当院で行う主な治療
当院で実際に提供する治療の内容については、診察のうえでご案内します。
外用療法(塗り薬)
皮膚科治療の基本です。同じ成分でも、軟膏・クリーム・ローション・スプレーなど剤形によって使い心地が変わります。部位、季節、生活スタイルに合わせて選ぶことで、続けやすさが変わります。
ステロイド外用薬については、不安をお持ちの方が少なくありません。当院では、強さの段階、塗る量、塗る期間、やめ方まで具体的にご説明します。適切に使えば有用な薬であり、自己判断で中断してしまうことのほうが症状を長引かせる原因になります。
内服療法(飲み薬)
抗ヒスタミン薬、抗菌薬、抗ウイルス薬、抗真菌薬など、症状に応じて処方します。眠気の出やすさなど、生活への影響もふまえてご相談します。
光線療法(エキシマライト・ナローバンドUVB)
特定の波長の紫外線を照射する治療です。アトピー性皮膚炎、乾癬、円形脱毛症、白斑などに用いられます。塗り薬・飲み薬で十分な変化が得られない場合の選択肢のひとつです。
処置
いぼの凍結療法(液体窒素)、粉瘤やできものの切開・排膿、巻き爪の処置、たこ・うおのめの処置などを行います。
日帰り手術
ほくろ、粉瘤、脂肪腫などの切除を、入院せずその日のうちに行う手術です。摘出したものは病理検査に提出し、診断を確かめます。
舌下免疫療法
スギ花粉症、ダニによるアレルギー性鼻炎に対して、原因物質を少量ずつ摂取していく治療です。数年単位で継続する必要があります。
栄養・生活面からのアプローチ(ご希望に応じて)
栄養指導、運動療法 については、それぞれのページをご覧ください。これらは標準的な治療を土台としたうえでの追加のサポートであり、**保険診療とは別のご案内(自費)**です。
日常のスキンケアについて
多くの皮膚疾患に共通して大切なのが、日々のスキンケアです。
- 洗いすぎない
皮脂を落としすぎると、かえって乾燥やかゆみを招きます。ナイロンタオルでこすらず、泡でやさしく洗ってください。熱いお湯での長風呂も、乾燥の原因になります。 - 保湿を習慣にする
入浴後、できるだけ早いタイミングでの保湿が効果的です。塗る「量」が足りていない方が多く、皮膚にティッシュが軽く貼りつく程度が目安です。 - かかない工夫
かくと皮膚が傷つき、かゆみが強くなるという悪循環に入ります。爪を短く切る、冷やす、といった工夫も助けになります。 - 刺激を避ける
肌に合わない化粧品、締めつける衣類、汗の放置などが刺激になることがあります。 - 症状が続くときは受診を
セルフケアで改善しない、範囲が広がる、痛みが出てきた場合は、自己判断で市販薬を続けずご相談ください。
よくある質問
市販の薬を使っていますが、受診したほうがよいですか。
-
A. 2週間ほど使っても改善しない場合は、受診をおすすめします。
市販薬が合っていない、あるいは想定と違う病気である可能性があります。使用中の薬をお持ちいただけると、判断の助けになります。
ステロイドの塗り薬は怖いのですが。
-
A. 適切に使えば有用な薬です。強さには段階があり、部位や症状に応じて使い分けます。当院では、塗る量・期間・やめ方まで具体的にご説明します。
不安な点は遠慮なくお尋ねください。
症状が出ていないときに受診しても意味がありますか。
-
A. 意味があります。じんましんのように出たり消えたりする症状は、診察時に治まっていることがよくあります。症状が出ているときの写真をスマートフォンで撮っておいていただくと、診断の大きな手がかりになります。
何科を受診すればよいか分かりません。
-
A. 皮膚に症状が出ているのであれば、まず皮膚科で構いません。診察のうえで他科での対応が適していると判断した場合は、適切な医療機関へのご紹介を検討します。
保険は使えますか。
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A. 一般皮膚科の診療の多くは保険が適用されます。ただし、美容を目的とした治療は自由診療となります。どちらに当たるかは、その都度ご説明します。
子どもも診てもらえますか。
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A. 診療いたします。後藤院長は、国立成育医療研究センターの小児アレルギー診療に関する研修プログラムを修了しています。詳しくは 小児皮膚科 のページをご覧ください。
検査は必ず必要ですか。
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A. 症状によります。診察だけで診断がつく場合は、検査を行わないこともあります。必要と判断した場合のみ、理由をご説明したうえで行います。
治るまでどれくらいかかりますか。
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A. 疾患によって大きく異なります。数日で治まるものもあれば、年単位で付き合っていくものもあります。見通しについては、診察の際にできるだけ具体的にお伝えします。
院長より
皮膚は、体の状態を映す鏡だと、私は考えています。
外来では、「たかが湿疹で」「こんなことで来てよかったのか」とおっしゃる方によくお会いします。けれど、かゆくて眠れない、人の目が気になる、好きな服を着られない——皮膚の症状は、その方の毎日にはっきりと影響します。どうぞ、遠慮なくお越しください。
診察でいちばん大切にしているのは、お話をうかがう時間です。同じように見える湿疹でも、その背景にあるものは人それぞれ違います。生活のリズム、お仕事の環境、食事の内容。そうしたことをうかがっていくなかで、はじめて見えてくるものがあります。
そして、よくならないときは、よくならないとおっしゃってください。
同じ薬を出し続けて変化がないまま時間が過ぎていくことは、私がいちばん避けたいことです。効いていないと分かれば、診断から考え直すことも、別の方法を試すことも、皮膚以外の背景を確かめることもできます。
皮膚科としての標準的な治療をきちんと行うこと。それが土台です。そのうえで、それでも思うようにいかないときに、栄養や生活の面からも一緒に考えていく。そんな診療でありたいと思っています。
川名ごとう皮フ科クリニック 院長 後藤 克修





