冬になると、すねや背中がかゆくて眠れない。 体の片側に、ピリピリした痛みと発疹が出てきた。 足の爪が厚くなって、自分では切れなくなった。 いつの間にか、顔や手の甲にいぼのようなものが増えている。
年齢を重ねると、皮膚には少しずつ変化が起こります。皮脂と水分が減り、乾燥しやすくなる。免疫の働きが変わる。傷が治るのに時間がかかるようになる。
こうした変化そのものは自然なことですが、そこから起こる症状は、治療で楽にできるものが少なくありません。
「年のせいだから」とあきらめておられることのなかに、手を打てるものがあります。
川名ごとう皮フ科クリニックは、名古屋市昭和区折戸町、地下鉄鶴舞線「川名駅」から徒歩10分。エレベーター完備のバリアフリー設計で、屋根付きの駐車場を15台分ご用意しています。車から院内まで、雨に濡れずにお入りいただけます。
ご高齢の方に多い皮膚のお悩み
乾燥とかゆみ
ご高齢の方の皮膚のお悩みで、もっとも多いものです。
加齢に伴って皮脂と水分が減り、皮膚のバリア機能が低下します。すね、背中、脇腹などに、粉をふいたような乾燥やひび割れが生じ、強いかゆみが出ます。冬に悪化し、暖房や熱いお風呂でさらに乾燥が進むのが典型的な経過です。
掻いてしまうと湿疹に進み、さらにかゆくなるという悪循環に入ります。夜中に何度も目が覚める、掻いて出血する、ここまで来ると、生活への影響は小さくありません。
保湿剤と、必要に応じた塗り薬で、多くの場合は楽になります。 「年のせい」で済ませず、ご相談ください。
帯状疱疹
体の片側に、ピリピリ・チクチクとした痛みが出て、数日後に赤い発疹と水ぶくれが帯状に現れます。
この病気は、早期の治療が非常に大切です。 発症から治療を始めるまでの日数が、その後に痛みが残るかどうか(帯状疱疹後神経痛)に関わってきます。
「打ち身かと思った」「筋肉痛だと思っていた」というお話をよくうかがいます。体の片側だけに痛みや違和感があり、そこに発疹が出てきたら、すぐにご相談ください。
皮膚のできもの
年齢とともに、皮膚にはさまざまなできものが現れます。その多くは良性のもの(脂漏性角化症、いわゆる「年寄りいぼ」など)ですが、なかには治療が必要なものも含まれます。
当院では、ダーモスコピー(拡大鏡を用いた観察)で確認し、必要と判断した場合には病理検査で確かめます。
次のような変化があるものは、早めにご相談ください。
- 短期間で大きくなってきた
- 形が左右非対称、境目がぼやけている
- 色にむらがある、黒々としている
- 出血する、じくじくしている
- 治りかけては、また崩れることをくり返す
「年だから、いぼくらいは仕方ない」と思われるかもしれません。けれど、見極めることには意味があります。
足・爪のトラブル
- 爪水虫
爪が白く濁る、厚くなる、ボロボロと崩れる。爪の変化は水虫以外の原因のこともあり、顕微鏡検査で確かめてから治療を始めます - 巻き爪
爪が皮膚に食い込み、痛みや炎症を起こします - たこ・うおのめ
同じ場所に力がかかり続けて、皮膚が硬く厚くなったものです - 爪が厚くて切れない
ご自身での爪切りが難しくなった場合も、ご相談ください
足の痛みは、歩く量が減ることにつながります。 歩かなくなると足腰が弱り、外出が減り、生活の範囲が狭くなっていく——皮膚科の症状が、そこまで影響することがあります。
当院では、削るだけで終わらせず、靴や歩き方の面からもご相談いただけます(フットケア・インソール外来)。院長は日本医師会認定 健康スポーツ医であり、日本フットケア・足病医学会に所属しています。
糖尿病で治療を受けておられる方は、足の小さな傷が重い状態につながることがあります。必ずお申し出ください。
薬による発疹(薬疹)
新しいお薬を飲み始めてから発疹が出た場合、薬が関わっている可能性があります。
お薬手帳を必ずお持ちください。 いつから、どの薬を、という情報が診断の決め手になります。自己判断でお薬を中止せず、まずはご相談ください。
かゆみのある発疹がくり返す
高齢の方の強いかゆみは、まれに体の中の病気が関わっていることがあります。 長引く場合、範囲が広い場合には、血液検査などで全身の状態を確認することがあります。
髪の悩み
後藤院長は日本臨床毛髪学会に所属しています。
美容のご相談
しみ、肝斑、くすみ・たるみ・しわなど、美容のご相談も承っています。年齢を理由にお断りすることはありません。
ただし、**美容の治療の多くは自由診療(保険適用外)**です。当院では、期待できることとできないことを正直にお伝えし、必要以上の回数やコースをおすすめすることはありません。 その日のうちにお決めいただく必要もありません。
通院しやすさへの配慮
バリアフリー設計
院内はエレベーター完備のバリアフリー設計です。多目的トイレは、介助が必要な車いすの方にもご利用いただけます。
屋根付き駐車場15台
屋根付きの駐車場を15台分ご用意しています。雨の日も、車から院内まで濡れずにお入りいただけます。送迎される方の乗り降りにもご利用ください。
分かりやすいご説明
診察では、専門用語を避け、分かりやすくご説明することを心がけています。
聞き取りにくい場合、もう一度お聞きになりたい場合は、遠慮なくおっしゃってください。「分かったふり」をしていただく必要はありません。 塗り薬の使い方など、大切なことは紙にしてお渡しすることもできます。
混雑を避けたい方へ
診療時間や受付方法の詳細については、当ウェブサイトの各案内ページをご確認ください。WEBからのご予約をご利用いただくと、待ち時間の軽減につながります。
お薬について
お薬手帳を必ずお持ちください
複数の医療機関にかかっておられる方は、お薬手帳が診療の重要な情報源になります。
飲み合わせの問題、薬による発疹の可能性、そして皮膚の症状の背景にある全身の状態を知るうえで欠かせません。可能であれば、実際に使っている塗り薬もお持ちください。
塗り薬が続かないとき
「背中に手が届かない」「容器が固くて開けられない」「たくさん出されて、どれをどこに塗るのか分からなくなる」
こうしたことは、とてもよくあります。そして、続けられない治療は、効く治療になりません。
遠慮なくおっしゃってください。 塗る場所を減らす、剤形を変える(伸びのよいもの、スプレータイプなど)、ご家族に手伝っていただく方法を考えるなど、できることがあります。
「効いていない」とおっしゃってください
当院は、同じ薬を漫然と出し続けることを避けたいと考えています。改善していないのに同じ処方が続く状態を「クリニカルイナーシャ(治療の惰性)」といい、院長はこれに強い問題意識をもっています。
「あまり変わりません」というお言葉は、遠慮していただく必要のない、いちばん役に立つ情報です。
ご家族・介助される方へ
ご本人が症状をうまく伝えられない場合、ご家族からの情報が診断の助けになります。
- いつから症状が出ているか
- 夜、眠れているか(かゆみで目が覚めていないか)
- 掻いている様子があるか
- 食欲や元気に変化はないか
- お薬をきちんと使えているか
診察への同伴も歓迎します。説明を一緒に聞いていただくことで、ご家庭でのケアが進めやすくなります。
寝たきりの方の皮膚のケア、床ずれ(褥瘡)に関するご相談についても、まずはご相談ください。
ご家庭でできるケア
入浴
- お湯の温度は38〜40℃程度に。
熱いお湯は皮脂を落としすぎ、乾燥とかゆみを強めます。 - 長湯を避ける。
10〜15分程度が目安です。 - ナイロンタオルでこすらない。
石けんをよく泡立て、手のひらでなでるように洗ってください。ゴシゴシ洗いは、乾燥の大きな原因です。 - 石けんは毎日全身に使わなくてよい。
汗をかきやすい部分以外は、お湯で流すだけで十分なことがあります。
保湿
- 入浴後、できるだけ早く塗る。
目安として5分以内が望ましいとされています。 - 量が足りていないことが多くあります。
塗ったあと、皮膚にティッシュが軽く貼りつく程度が目安です。 - 背中は道具を使う。
柄の長いローションアプリケーターなどを使うと、ご自身でも塗りやすくなります。
環境
- 暖房で乾燥させすぎない。
加湿を心がけてください。 - 電気毛布・こたつに注意。
体が温まるとかゆみが強くなります。また、低温やけどにもご注意ください。同じ場所に長時間当て続けないようにしてください。 - 肌着は柔らかいものを。
ウールの直接着用は刺激になることがあります。
足のケア
- 毎日、足を見る習慣を。
とくに糖尿病をお持ちの方は、感覚が鈍くなっていることがあり、傷に気づきにくくなります。入浴時に確認する習慣をおすすめします。 - 自分で削らない。
カミソリなどでたこ・うおのめをご自身で削るのは、出血や感染につながります。糖尿病をお持ちの方は、絶対にお避けください。
よくある質問
年のせいだと言われたのですが、治りますか。
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A. 加齢による変化そのものを戻すことはできませんが、そこから起こる症状(かゆみ、乾燥、痛み)は治療で楽にできることが多くあります。 あきらめる前に、一度ご相談ください。
他の病院にもかかっています。大丈夫ですか。
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A. 問題ありません。お薬手帳を必ずご持参ください。 飲み合わせや、薬による発疹の可能性を確認します。当院では、他の医療機関の治療について評価することはいたしません。
車いすでも受診できますか。
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A. できます。院内はエレベーター完備のバリアフリー設計です。車いすの方でも利用できる多目的トイレもございます。介助が必要な場合は、受付にお声がけください。
家族が付き添ってもよいですか。
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A. どうぞご一緒にお越しください。説明を一緒に聞いていただくことをおすすめしています。
爪が厚くて自分で切れません。診てもらえますか。
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A. ご相談ください。爪の変化の原因(水虫かどうかなど)を確かめることも大切です。
かゆみで夜眠れません。
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A. それは十分に受診していただく理由です。 かゆみは治療で軽くできることが多くあります。我慢なさらずご相談ください。
薬をたくさん出されると管理が大変です。
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A. 遠慮なくおっしゃってください。 塗る場所を絞る、剤形をまとめるなど、続けやすい形を一緒に考えます。
院長より
皮膚は、体の状態を映す鏡だと、私は考えています。
外来で、「もう年だから」とおっしゃる方によくお会いします。かゆくても、痛くても、それは年齢のせいだから仕方がない、と。
けれど、「年齢による変化」と「治療できる症状」は違います。 皮膚が乾燥しやすくなること自体は自然な変化ですが、そこから起こるかゆみは治療で軽くできます。夜眠れないほどのかゆみを、我慢していただく必要はありません。
足の痛みも同じです。たこや巻き爪の痛みで歩く量が減れば、足腰が弱り、外出が減り、生活の範囲が狭くなっていきます。皮膚科の症状が、その方の暮らしそのものに関わってくる。 だからこそ、小さな症状でも診させていただきたいと思っています。
診察では、分かりやすくご説明することを心がけています。専門用語を使わず、必要なら紙に書いて、何度でもご説明します。「分かったふり」をしていただく必要はまったくありません。
そして、よくならないときは、よくならないとおっしゃってください。 同じ薬を出し続けて変化がないまま時間が過ぎることは、私がいちばん避けたいことです。効いていないと分かれば、診断から考え直すことも、別の方法を試すこともできます。
どうぞ、お気軽にお越しください。
川名ごとう皮フ科クリニック 院長 後藤 克修




