顔にぽつんとあるほくろ。首やまぶたに増えてきた、小さくて柔らかいいぼ。——鏡を見るたびに気になって、「これ、取れるのだろうか」と検索された方は多いと思います。
CO2(炭酸ガス)レーザーは、こうした盛り上がったできものを削り取る(蒸散させる)ことを目的としたレーザーです。しみや脱毛に用いるレーザーとは、仕組みも目的もまったく異なります。短時間で終わることが多い処置ですが、このページで最もお伝えしたいのは「取る前に、それが何かを確かめる」ということです。削って蒸散させてしまうと、そのできものを顕微鏡で調べる機会が失われます。ほくろに見えて、実は調べるべきものだった場合、これは取り返しがつきません。当院が「気になるほくろを、すぐに焼く」という進め方をしないのは、そのためです。
※本ページでご紹介する治療の多くは自由診療(保険適用外)です。一部、保険診療の対象となるものもあります。詳しくは各項目をご確認ください。
CO2(炭酸ガス)レーザーとは
CO2レーザーは、炭酸ガスを媒体として発振されるレーザーで、水によく吸収される性質をもつとされています。皮膚は多くの水分を含むため、光が当たった部分は瞬間的に熱を受けて水分が蒸発します。結果として、その部分の組織が蒸散し、削り取られる——これがCO2レーザーの基本的な仕組みです。
作用する範囲を狭く絞りやすく、細かい血管が固まることで出血が少なくなるとされ、盛り上がったできものを周囲への影響を抑えながら削る処置に用いられます。皮膚科・形成外科の領域で長く使われてきた方法です。

メラニンを狙うレーザーとの違い
美容医療で使われるレーザーには、大きく分けて「色に反応するもの」と「水に反応するもの」があります。
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CO2(炭酸ガス)レーザー |
しみ・脱毛に用いるレーザー |
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反応する対象 |
水(組織そのもの) |
メラニン色素など、特定の色 |
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起こること |
組織を蒸散させて削り取る |
色素に熱を与え、壊す・働きかける |
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主な対象 |
盛り上がったできもの(ほくろ・いぼなど) |
平らな色素、毛 |
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傷 |
削った部分がくぼみ、傷が治る過程を経る |
表面の傷は残らないことが多い |
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経過 |
テープ保護が必要。赤みが数か月続くことがある |
施術によるが、比較的短いことが多い |
つまり、平らなしみに使うものではなく、盛り上がったものを削るためのものです。色素や毛を対象とする機器はジェントルマックスプロ、しみの治療の考え方はしみ・そばかすのページをご覧ください。
対応できる主な病変
次のようなできものが対象になります。ただし、どの方法が適しているかは、大きさ・深さ・部位・診断によって変わります。
- ほくろ(色素性母斑) 盛り上がったタイプで、大きすぎないもの
- いぼ(脂漏性角化症) 年齢とともに増える、いわゆる「老人性いぼ」
- いぼ(尋常性疣贅) ウイルスによるいぼ。まず保険診療での治療が基本です(いぼ・水いぼ)
- 軟性線維腫(アクロコルドン) 首やわきにできる、小さく柔らかいできもの
- 汗管腫(かんかんしゅ) 目のまわりにできやすい、汗の管に由来する良性のできもの
- 稗粒腫(はいりゅうしゅ) 目のまわりなどにできる、白く小さなつぶ
- その他の隆起した良性のできもの
一方で、平らなしみ、あざ、深い位置にある腫瘍、悪性が否定できない病変は、この方法の対象になりません。 特に最後の点は重要です。
気になるほくろを、すぐに削らない理由
このページで、最もお伝えしたい部分です。
CO2レーザーは、組織を蒸散させる治療です。つまり、削った部分は形として残りません。ここに、大切な問題があります。削ってしまうと、そのできものを顕微鏡で調べること(病理検査)ができなくなるのです。
ほくろのように見えるできものの中には、ごくまれではありますが、悪性のもの(メラノーマなど)が含まれていることがあります。頻度は高くありません。ただ、頻度が低いからといって、確かめずに削ってよいことにはなりません。もし悪性だった場合、蒸散させてしまえば、診断の機会そのものが失われます。 さらに、見た目の上ではいったん消えたように見えるため、発見が遅れることにもつながりかねません。これは、取り返しのつかない種類の失敗です。
そこで当院では、次の順序を守ります。
- まず、何であるかを確かめます。肉眼での診察に加え、必要に応じてダーモスコピー(拡大鏡を用いた観察)で、色の分布、境目の性状、模様の規則性などを確認します。
- 判断がむずかしい場合、あるいは悪性が否定できない場合は、レーザーによる蒸散を行いません。 その場合は、メスを用いて切除し、組織を病理検査に提出するという方法をご提案します。必要と判断した場合には、連携する医療機関へのご紹介も検討します。
- 良性と判断され、ご本人が見た目を理由に除去を希望される場合に、レーザーによる蒸散を選択肢としてご提案します。
遠回りに見えるかもしれません。ですが、確かめてから取ることと、確かめずに取ることの差は、後になって埋められません。 「気になるほくろをその日のうちに焼いてしまう」という進め方を当院がしないのは、この一点に尽きます。
なお、次のような変化があるほくろは、除去の前に必ず診断が必要です。急に大きくなってきた、形や色が左右で不ぞろい、境目がぼやけている、色が濃淡まだらである、出血やじくじくをくり返す、6mmを超える大きさがある——こうした場合は、皮膚腫瘍・皮膚がんのページもあわせてご覧いただき、早めにご相談ください。お子さまのほくろについては子どものほくろのページでご説明しています。
こんな方に
- 顔や体の盛り上がったほくろが気になっている
- 首・わき・まぶたに、小さく柔らかいいぼが増えてきた
- 目のまわりの白いつぶつぶが気になる
- できものが衣服や下着、ひげ剃りで引っかかる・こすれる
- 気になっているが、まず良性かどうかを確かめたい
受けられない方・慎重な判断が必要な方
- 悪性が否定できない病変、診断が確定していないできもの 蒸散は行わず、まず診断を優先し、切除して病理検査を行う方法をご提案します
- 妊娠中・授乳中の方 時期を改めていただくことがあります
- ケロイド体質の方、傷跡が盛り上がりやすい方
- 血が止まりにくい病気のある方、抗血栓薬を服用中の方 主治医への確認が必要になる場合があります
- 糖尿病などで傷の治りに影響がある方
- 麻酔薬でのアレルギー歴がある方 局所麻酔を用いるため、必ずお申し出ください
- 処置部位に感染や強い炎症がある方
- 日焼けした直後の方、術後に強い紫外線を浴びる予定がある方 色素沈着が起こりやすくなります
- 一定期間、テープを貼れない事情がある方
最終的な判断は診察のうえで行います。
当院のCO2レーザー治療の特徴
皮膚科専門医・レーザー認定医が、診断から処置まで担当します
当院の院長・後藤克修は、日本皮膚科学会が認定する皮膚科専門医であり、日本レーザー治療学会のレーザー認定医でもあります。
ほくろやいぼの除去は、一見すると単純な処置に見えるかもしれません。しかし実際には、取る前の「これは何か」という診断と、どこまで削るかという判断という、二つの見極めが結果を左右します。浅く削れば再発しやすく、深く削れば凹みや瘢痕(はんこん)が残りやすくなります。この兼ね合いを、部位や傷の治り方まで考えて判断します。
後藤院長は、藤田医科大学医学部を卒業後、安城更生病院での初期研修を経て、名古屋大学医学部附属病院の皮膚科学教室に入局しました。その後、豊田厚生病院、名鉄病院、日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院などの皮膚科で診療にあたり、複数のクリニックでの勤務を重ねてきました。大学病院で皮膚のできものの診断に取り組んだ経験と、クリニックでレーザー機器を扱ってきた経験の両方を、診療に生かしてまいります。なお、これらは後藤院長個人の経歴・資格に基づくものであり、治療の結果を保証するものではありません。
「まず診断」— 削る前に、病理検査という選択肢を置きます
当院がこの治療で最も重視しているのは、前述のとおり削る前の診断です。
必要に応じてダーモスコピーで性状を確認し、判断がむずかしいもの、悪性が否定できないものについては、レーザーによる蒸散を行わず、切除して病理検査に出す方法をご提案します。 「せっかく来たのだから今日取ってしまいましょう」とは申し上げません。ご本人が見た目を理由に急いでおられる場合でも、確かめるべきものは確かめる。ここは、譲らない部分だと考えています。
また、当院で対応することが最善でないと判断した場合には、連携する医療機関へのご紹介も検討します。 当院で行える方法の中に無理に当てはめることはいたしません。
期待できること・できないことを、正直にお伝えします
CO2レーザーによる除去は、跡がまったく残らない方法ではありません。 削った部分はしばらく赤みとして残り、多くは時間をかけて目立たなくなっていきますが、色素沈着が生じることも、わずかな凹みが残ることもあります。傷の治り方には体質による差があり、予測しきれません。
そして、深いほくろでは再発することがあります。 皮膚の深い位置に細胞が残っていると、時間の経過とともに再び色が出てくることがあり、その場合は複数回に分けた処置が必要になります。当院では、こうした可能性を最初にお伝えします。1回できれいに終わることをお約束することはできません。
必要以上の回数や、まとめての除去をおすすめすることもありません。 複数個ある場合も、まずは経過の分かりやすい範囲から始め、治り方を確認してから次を検討する、という進め方もご提案できます。
処置のあとを、そのまま診られる皮膚科です
除去そのものは短時間で終わりますが、大切なのはその後です。テープ保護の期間、上皮化(皮膚が新しく張ること)の経過、赤みの引き方。ここを見届けるところまでが治療だと考えています。当院は一般皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科・美容皮膚科を診療科目としており、処置後に赤みが長引いた、じくじくが治らないといった場合も、その場で診察して対応できます。何かあったときに戻ってこられる場所があることは、この治療では特に重要だと考えています。
「皮膚は体を映す鏡」— 栄養・生活面のサポートも院内で(ご希望に応じて)
当院には管理栄養士が常駐し、ご希望に応じて、栄養や生活面のご相談も同じ場所で受けていただけます。これは、標準的な治療を基本としたうえで、ご希望に応じてご案内している追加のサポートであり、効果を保証するものではありません。保険診療とは別のご案内(自費)となります。
後藤院長は「皮膚は体の状態を映す鏡」という考え方を診療の軸にしています。傷の治り方には、日々の栄養状態や生活のリズムも関わることがあります。歯科医師免許を取得したのちに医学部へ進んだ経歴も、「内側も外側も診る」という診療観を支えています。
通いやすい体制
所在地は名古屋市昭和区折戸町で、地下鉄鶴舞線「川名駅」から徒歩10分ほど、屋根付きの駐車場を15台分ご用意しています。院内にはキッズコーナーや多目的トイレ、エレベーターを設けています。処置後は経過確認のためにご来院いただくことがあるため、通いやすさを大切にしています。
治療の流れ
大まかな流れです。実際の進め方は、病変の種類や状態によって変わります。

ご予約・受付
当院はWEBからのご予約を承っております。

診察・診断
医師ができものを直接診て、必要に応じてダーモスコピーで確認します。まず、それが何であるかを確かめる段階です。 悪性が否定できない場合は、切除と病理検査など別の方法をご提案します。

ご説明と同意の確認
期待できること・できないこと、傷跡や再発の可能性、費用、保険診療の対象となるかどうかをご説明します。その日のうちにお決めいただく必要はありません。

局所麻酔・照射(蒸散)
処置部位に局所麻酔を行うのが一般的です。麻酔の際にチクッとした痛みがありますが、その後は痛みを感じにくくなります。レーザーで病変を削る処置そのものは、短時間で終わることが多いものです。

軟膏・保護
処置後は軟膏を塗り、テープなどで保護します。ご自宅でのケアの方法をご説明します。
経過の確認
指示した時期にご来院いただき、傷の治り方を確認します。
当院での実際の所要時間や運用については、診察のうえでご案内します。
保険診療と自由診療について
この治療で分かりにくいのが、費用の扱いです。同じ「ほくろを取る」でも、保険診療になる場合と、自由診療になる場合があります。
大まかな考え方は次のとおりです。
- 医学的な必要性があると判断される場合 悪性を否定する必要がある病変、出血や炎症をくり返す病変、日常生活に支障が出ている病変などについて、必要な検査や処置を行う場合は、保険診療の対象となることがあります
- 見た目を整えることが主な目的の場合 いわゆる「美容目的のほくろ除去」は、**自由診療(保険適用外)**です
- 同じ病変でも、選ぶ方法によって扱いが変わることがあります たとえば、切除して病理検査を行う方法と、レーザーで蒸散させる方法とでは、保険の扱いが異なる場合があります
したがって、保険が使えるかどうかは、診察して診断がついたうえで決まります。 「レーザーだから自費」「ほくろだから保険」と一律に決まるものではありません。当院では、診察の結果をふまえて、保険診療の対象となるかどうかと、それぞれの費用の目安を事前にご説明します。ご納得いただいてから進めますので、費用面の不安があれば遠慮なくお尋ねください。
なお、ウイルスによるいぼ(尋常性疣贅)については、まず保険診療での治療を行うのが基本です。詳しくはいぼ・水いぼのページをご覧ください。
リスク・副作用・ダウンタイム
CO2レーザーによる除去は、皮膚に傷をつくる処置です。次のようなリスクを伴います。必ずご理解のうえでご検討ください。
処置直後〜数日
- 痛み 麻酔時にチクッとした痛みがあります。麻酔が切れたあと、ヒリヒリすることがあります
- 出血・じくじく 削った部分から、少量の出血や滲出液(しんしゅつえき)が出ることがあります
- 赤み・腫れ 処置部位とその周囲に生じます
数日〜数週間
- かさぶた・上皮化 傷が治る過程で、かさぶたができたり、新しい皮膚が張ってきたりします。この間はテープでの保護が必要です
- 感染 頻度は高くありませんが、赤み・腫れ・痛みが強くなる場合はご連絡ください
- 色素沈着 処置後に茶色く色が残ることがあります。多くは数か月かけて薄くなりますが、紫外線対策が不十分だと濃くなり、長引きます
数か月〜
- 赤みの残存 新しい皮膚は赤みを帯びており、目立たなくなるまでに数か月かかることがあります
- 凹み(陥凹) 削った深さによっては、わずかなくぼみが残ることがあります
- 瘢痕(はんこん)・肥厚性瘢痕 傷跡が硬く盛り上がることがあります。ケロイド体質の方は特に注意が必要です
- 再発 深いほくろでは、時間の経過とともに再び色が出てくることがあります。 その場合、複数回の処置が必要になることがあります
- 色素脱失 処置部位の色が抜けたようになることがあります
ダウンタイム
処置そのものは短時間ですが、テープ保護が必要な期間があり、その後も赤みが続きます。 保護期間中の見え方や、メイクの可否については処置後にご案内します。人前に出るご予定がある場合は、時期をご相談のうえで進めましょう。
トラブルが生じた場合は、当院で診察・治療を行います。 気になる症状があれば、遠慮なくご連絡ください。
ほかの選択肢について
- 切除して縫合する方法 メスで切り取り、糸で縫い合わせる方法です。組織が残るため病理検査ができるという大きな利点があり、深いほくろでも再発しにくい傾向があります。一方、線状の傷跡が残り、抜糸が必要です
- 液体窒素による凍結療法 ウイルスによるいぼなどで、保険診療として行われる方法です
- 経過を見る・何もしない 良性と判断され症状もないのであれば、取らずに様子を見るという選択も、まったく正しいものです
良性のほくろやいぼは、医学的に必ず取らなければならないものではありません。 ただし、変化しているできもの、診断がついていないできものについては、取るかどうかとは別に、まず診察をお受けください。
治療前後の注意点
治療前
- 服用中のお薬(特に血をさらさらにする薬)、アレルギー歴、これまでの傷の治り方は必ずお知らせください
- 日焼けした直後は避けてください。処置部位のメイクは落としていただきます
- 大切なご予定(結婚式・撮影など)がある場合は、時期をご相談ください。 赤みが数か月続くことがあります
治療後
- 指示された期間、軟膏とテープでの保護を続けてください。 乾かすより、適度に湿った状態を保つほうがきれいに治りやすいとされています
- かさぶたを無理にはがさないでください。 凹みや色素沈着の原因になります
- 紫外線対策を徹底してください。 新しい皮膚は紫外線の影響を受けやすく、日焼け止めを怠ると色素沈着が濃く、長く残ります
- 処置当日の入浴(湯船)・激しい運動・飲酒・サウナは避け、処置部位をこすらないでください
- 赤み・腫れ・痛みが強くなる、膿が出る、発熱があるなどの場合は、早めにご連絡ください
よくある質問
Q. ほくろは1回で取れますか?
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A. 浅いものであれば1回の処置で終わることもありますが、深いほくろでは、時間の経過とともに再び色が出てくることがあり、複数回に分けた処置が必要になる場合があります。1回で必ず終わるとお約束することはできません。
Q. 保険は使えますか?
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A. 病変の種類・状態と、選択する方法によって異なります。医学的な必要性が認められる場合は保険診療の対象となることがあり、見た目を整えることが主な目的の場合は自由診療です。診察して診断がついたうえで決まります。
Q. 傷跡は残りますか? A. まったく残らない方法ではありません。
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削った部分はしばらく赤みとして残り、多くは時間をかけて目立たなくなりますが、わずかな凹みや色素沈着が残ることもあります。ケロイド体質の方は、特に慎重な判断が必要です。
Q. 痛みはありますか?麻酔はしますか?
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A. 局所麻酔を行うのが一般的です。麻酔の際にチクッとした痛みがありますが、その後は痛みを感じにくくなります。麻酔薬でアレルギーが出たことのある方は、必ずお申し出ください。
Q. テープはどのくらい貼りますか?メイクはできますか?
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A. 傷の治り方によりますが、一定期間の保護が必要です。テープを外したあとも、赤みが数か月続くことがあります。メイクの可否や再開時期は、処置後にご案内します。
Q. 悪性かどうか心配です。どうすればよいですか?
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A. まず診察をお受けください。急に大きくなった、形や色が不ぞろい、出血をくり返すといった変化がある場合は特にご相談ください。当院では、必要に応じてダーモスコピーで確認し、悪性が否定できない場合は蒸散を行わず、切除して病理検査を行う方法などを検討します。詳しくは皮膚腫瘍・皮膚がんのページもご覧ください。
Q. なぜレーザーで取ると、検査ができなくなるのですか?
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A. CO2レーザーは、組織を蒸散させて削り取る治療だからです。削った部分は形として残らないため、顕微鏡で調べること(病理検査)ができません。ですから、調べるべきものについては、削るのではなく切除して組織を残すという判断が必要になります。
Q. いぼは、液体窒素とどちらが良いのですか?
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- いぼの種類によります。ウイルスによるいぼ(尋常性疣贅)は、まず保険診療での治療が基本です。一方、加齢に伴う脂漏性角化症などでは、レーザーによる除去が選択肢になることがあります(いぼ・水いぼ)。
Q. 子どものほくろも取れますか?
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A. お子さまの場合、局所麻酔や処置中の安静が難しいことがあり、年齢や部位を考慮した慎重な判断が必要です。詳しくは子どものほくろのページをご覧ください。
院長から患者様へ
皮膚は、体の状態を映す鏡だと、私は考えています。ほくろやいぼの多くは良性で、放っておいて差し支えないものです。それでも、鏡を見るたびに気になるのであれば、取るという選択は十分に理にかなっています。
ただ、この治療で私が最も大切にしているのは、取る前に「これは何か」を確かめることです。CO2レーザーは組織を蒸散させる治療ですから、削ってしまえば、顕微鏡で調べる機会は失われます。ほくろに見えるものの中に、ごくまれに、調べるべきものが混じっていることがあります。頻度が低いからといって、確かめずに削ってよい理由にはなりません。「今日来ていただいたのだから、今日取ってしまいましょう」という進め方だけは、したくないと思っています。
そして、期待できないことも正直にお伝えします。跡がまったく残らない方法ではありません。赤みは数か月続くことがありますし、わずかな凹みや色素沈着が残ることもあります。深いほくろは再発することがあり、複数回に分けることもあります。良いことばかりをお伝えして始めていただき、後で「思っていたのと違う」となるのは、お互いにとって不本意です。
処置のあとを見届けるところまでが治療だとも思っています。何かあったときにそのまま診られること。それが、皮膚科でこの治療を受けていただく意味だと考えています。
最後に。良性のできものは、医学的に取らなければならないものではありません。気にならないのであれば、そのままにしておくという選択も、まったく正しいと思っています。ただし、変化しているできものだけは別です。取るかどうかとは切り離して、まず診せてください。私自身、患者様のお話をしっかりうかがい、分かりやすくご説明し、納得していただいたうえで進めることを信条としています。どうぞお気軽にご相談ください。
川名ごとう皮フ科クリニック 院長 後藤 克修
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