朝の洗面所では気にならなかったのに、日中、店先のガラスに映った自分の顔にはっとする。友人が撮ってくれた写真の中の、記憶より少し下がったフェイスライン。夕方になると顔全体がどんよりと暗く見える——。くすみ、たるみ、しわ。この三つは「年齢のせい」というひとことで、まとめて語られがちです。けれど実際には、三つは原因もしくみもまったく別のもので、効く治療も違います。くすみに向けたケアをどれだけ重ねても、たるみは変わりません。だからこそ、まず「自分の顔に起きている変化はどれなのか」を分けて考えることが、遠回りに見えていちばんの近道です。このページでは、三つに分けて整理したうえで、治療の考え方と、その限界まで、できるだけ正直にご説明します。
※本ページでご紹介する治療の多くは自由診療(保険適用外)です。一部、保険診療の対象となるものもあります。詳しくは各項目をご確認ください。
くすみ・たるみ・しわは、それぞれ別の変化です
「顔が老けて見える」と感じるとき、その中身は一つではありません。実際には複数が重なっていることも多く、その見分けこそが診察の役割になります。
くすみ — 肌の明るさと透明感が落ちた状態
くすみは、一つの病名として定義された言葉ではありません。「暗く見える」「黄色くにごって見える」「顔色が冴えない」といった見え方をまとめて呼んでいる総称で、背景には次のような要因が複数重なっています。
- 血行の低下 睡眠不足、冷え、疲労、喫煙などで血流が滞ると、青みや暗さを帯びて見えます。目のまわりのくまにも関わります。
- 角層(かくそう)の乱れ 皮膚のいちばん外側にある角層の入れ替わり(ターンオーバー)が乱れ、古い角質が厚くたまると、光の反射が変わって肌がごわつき、暗く見えます。
- 乾燥・キメの乱れ うるおいが不足すると光がきれいに反射せず、ツヤが失われます。「透明感がない」と感じる場合、この要素が大きいことがあります。
- 色素沈着 メラニンが増え、顔全体が薄茶色く見えるものです。日焼けの蓄積、こすりすぎによる摩擦、湿疹やにきびの跡(炎症後色素沈着)が広く分布して生じることもあります。
- 糖化(とうか) 体内で余った糖とたんぱく質が結びつき、皮膚の成分が変性する現象です。皮膚の黄ばみの一因として研究が進む領域ですが、化粧品や食品で元に戻せると証明されたものはありません。
つまり、くすみの正体は血流・角層・うるおい・色素・体の内側の変化が入り混じったものです。血行が主因の方に美白ケアを重ねても手応えは乏しく、色素沈着が主因の方に血流を促すケアだけをしても十分ではありません。
たるみ — 皮膚だけの問題ではありません
フェイスラインのゆるみ、ほおの下がり、ほうれい線、まぶたの重さ。ここで知っておいていただきたいのは、たるみは皮膚だけで起きているのではないということです。顔は外側から順に、皮膚・皮下脂肪・表情筋やそれを包む膜(筋膜)・骨という層構造でできており、加齢にともなってこのすべてが変化します。
- 皮膚 真皮(しんぴ)にあるコラーゲンやエラスチンといった弾力を支える線維が減少・変性し、ハリが低下します。
- 皮下脂肪 ただ減るのではなく、部位によって減る場所と、たまって下がる場所があります。頬の上のほうがやせ、下へ移動することで輪郭が変わって見えます。
- 靭帯(じんたい)・筋膜 脂肪をハンモックのように支えている組織がゆるむと、上の層ごと下垂します。
- 骨 あまり意識されませんが、頭蓋骨も加齢とともにわずかに変化します。目のくぼみが広がる、あごの骨が痩せるといった変化は、その上に乗る皮膚や脂肪の「土台」を変えます。
四層のどこがどの程度変化しているかは、人によって違います。同じ「たるみ」でも、皮膚のハリの低下が主体の方と、脂肪の下垂や骨格の変化の影響が大きい方とでは、必要な対処がまったく異なります。 「皮膚を引き締める」アプローチだけでは変化を感じにくい方がいらっしゃるのは、このためです。
しわ — 種類によって、効く治療が違います
しわは三つに分けると整理しやすくなります。この分類は、そのまま「どの治療が向くか」に直結するため、当院では診察時にも必ず区別してご説明しています。
- 表情じわ 眉間の縦じわ、目尻の笑いじわ、額の横じわなど、表情をつくる筋肉の動きでできるしわです。はじめは無表情に戻ると消えますが、年月とともに動かしていないときにも残るようになります。
- 乾燥による小じわ(ちりめんじわ) 目のまわりや口元に現れる、細かく浅いしわです。角層のうるおい不足が背景にあり、保湿で目立たなくなることが期待できるのは、主にこのタイプです。
- 真皮性の深いしわ 真皮のコラーゲンが減り、皮膚そのものが薄く硬くなって刻まれた、深く定着したしわです。ほうれい線などにはたるみの要素も重なります。保湿だけで元に戻すことは困難です。
表情筋の動きが原因のものに保湿を重ねても大きくは変わりませんし、乾燥小じわに深いしわ向けの積極的な治療を行うのは過剰です。しわの治療は、まず種類を見分けるところから始まります。

くすみ・たるみ・しわができる原因
共通する最大の要因は、紫外線です
皮膚の老化は、加齢による変化(自然老化)と、紫外線によって進む変化(光老化)に分けられます。見た目の変化には光老化の影響が大きく、日常的に日光を浴びる顔や手の甲と、ほとんど浴びない上腕の内側とでは、同じ年齢でも状態が違うことが知られています。紫外線は真皮のコラーゲンやエラスチンを傷つけ、メラニンの産生を促します。つまり、くすみにも、たるみにも、しわにも、まとめて関わっているのが紫外線です。
そのほかの要因
喫煙は血流を低下させ、コラーゲンにも影響することが指摘されています。睡眠不足は血行と皮膚の回復に、栄養のかたよりは皮膚の材料そのものに影響します。皮膚を構成するたんぱく質、コラーゲンの合成に関わるビタミンC、鉄や亜鉛の不足は、皮膚の状態に影響しうると考えられています。急激な体重の増減では、皮膚が伸びたあとに脂肪だけが減り、余った皮膚がたるみとして残ることがあります。このほか、うつむいた姿勢、頬づえやうつぶせ寝といった日々の癖、洗顔などでのこすりすぎ(色素沈着によるくすみの一因になります)、女性では閉経前後のホルモンの変化も関わります。
くすみ・たるみ・しわの背景には、施術では変えられない部分がかなりあります。
当院のくすみ・たるみ・しわ診療の特徴 — なぜ川名ごとう皮フ科クリニックなのか
この領域は、選択肢が非常に多く、情報もあふれています。だからこそ川名ごとう皮フ科クリニックでは、「何を足すか」より先に、今その方の顔に起きている変化はどれなのかを見極めること、そして期待できることとできないことを正直にお伝えすることを診療の中心に置いています。
「何が原因か」を見極めてから治療します
このページの前半で三つを分けてご説明したのには理由があります。見立てを誤ると、時間も費用もかけたのに変化を感じられない、ということが起こるからです。
たとえば、頬全体が茶色くくすんで見える方の背景に、肝斑(かんぱん)が隠れていることがあります。肝斑は刺激によってかえって濃くなることが知られており、「くすみだから」と強い刺激を与えれば悪化させてしまうおそれがあります。乾燥や湿疹で肌が荒れて暗く見えているだけの方に色素へのアプローチを行っても、本質的な解決にはなりません。この場合に必要なのは、保湿や、湿疹に対する保険診療での治療です。
たるみも、皮膚のハリの低下が主体なのか、脂肪の下垂や骨格の変化の影響が大きいのかで向く選択肢は変わります。しわも、表情じわ・乾燥小じわ・真皮性の深いしわのどれなのかで考え方がまったく違います。当院では、皮膚の状態を診察し、必要に応じてダーモスコピー(拡大鏡を用いた観察)などで確認したうえで、「まず何に取り組むか」の優先順位をご提案します。「気になるところに、とりあえず何かしてみましょう」という進め方は、当院ではいたしません。
効かないものには、効かないとお伝えします
くすみ・たるみ・しわは、医療によって「元どおり」にできるものではありません。ここは、はじめにはっきりお伝えしておきたいところです。
たるみは、施術によって印象が変わることはあっても、加齢そのものを止めるわけではありません。効果には個人差があり、変化を感じにくい方もいらっしゃいます。多くの場合、一度では完結せず、時間の経過とともに元の傾向に戻っていきます。真皮性の深いしわを完全に消し去ることも困難です。くすみも、生活や紫外線対策が変わらなければ、同じことのくり返しになります。
当院では、期待できることとできないことを分けてご説明したうえで、必要以上の回数やコースをおすすめすることはありません。ご希望とご予算をうかがい、「今はここまで」という区切りをご一緒に決めていきます。
「皮膚は体を映す鏡」— 栄養・生活面のサポートも院内で(ご希望に応じて)
後藤院長は、「皮膚は体の状態を映す鏡」という考え方を診療の軸にしています。
くすみ・たるみ・しわは、この考え方がとりわけ当てはまる領域です。皮膚の材料となるたんぱく質が足りているか、極端な食事制限をしていないか、睡眠がとれているか、喫煙の習慣があるか。紫外線を浴びすぎていないか。こうした背景は、長い目で見れば外側からのアプローチと同じくらい、皮膚の状態に関わってきます。当院には管理栄養士が常駐し、ご希望に応じて、栄養や生活面のご相談も同じ場所で受けていただけます。これは、標準的な治療を基本としたうえで、ご希望に応じてご案内している追加のサポートであり、効果を保証するものではありません。保険診療とは別のご案内(自費)となります。
もうひとつ、当院が意識しているのが「クリニカルイナーシャ(治療の惰性)」を避けるという考え方です。同じ処置を漫然とくり返し、変化がないまま回数だけが重なっていく——そうした状態にならないよう、経過を確認しながら、続けるのか、方法を変えるのか、いったん止めるのかを、その都度ご一緒に判断していきます。
通いやすい体制
所在地は名古屋市昭和区折戸町で、地下鉄鶴舞線「川名駅」から徒歩10分ほど、屋根付きの駐車場を15台分ご用意しています。院内にはキッズコーナーや多目的トイレ、エレベーターを設けています。この領域は経過を見ながら長くお付き合いいただくことになるため、無理なく通い続けられることを大切にしています。
診療の流れ
初めて受診される際の、大まかな流れです。実際の進め方は状態やご希望によって変わります。

ご予約・受付
WEBからご予約いただけます。問診票に、気になっている部位、これまでに受けた施術や使用中の化粧品、既往症やお薬、生活習慣などをご記入いただきます。

カウンセリング・診察
どのような変化が、いつごろから気になるのかを詳しくうかがいます。医師が皮膚を診察し、くすみ・たるみ・しわのどの要素が主体なのか、色素の病変や、保険診療での治療が必要な状態が隠れていないかを確認します。

ご説明とご提案
考えられる選択肢と、期待できること・できないこと、費用、リスクや回復期間の目安をご説明します。その日のうちにお決めいただく必要はありません。

治療・経過の確認
内容と費用にご納得いただけたうえで進め、その後の経過に応じてケアの方法を調整します。気になる症状が出た場合は、皮膚科として診察・治療を行います。
治療方法
当院で実際に提供する治療の内容については、診察のうえでご案内します。
ここでは、一般的に用いられている選択肢を、どの変化に向くのかという観点から俯瞰的に整理します。個々の施術の仕組みや回数の目安は、それぞれの詳細ページであらためてご説明します。
日々のスキンケアと紫外線対策は、どの選択肢を選ぶにしてもすべての土台です。とくに乾燥による小じわは、適切な保湿で目立たなくなることが期待できます。
外用薬・内服は、皮膚の状態や背景にある疾患に応じて選択肢となります。くすみの背景に湿疹や皮膚炎がある場合、その治療は保険診療の対象です。美容目的の外用薬・内服は自由診療となります。
ピーリングは、角層の入れ替わりに働きかける方法で、肌のごわつきやキメの乱れによるくすみが気になる方の選択肢です。
レーザーによる治療には、顔全体の色調やキメに広く働きかける方法(レーザーフェイシャルなど)と、皮膚の深い層に熱を届けてハリに働きかける方法(リフトアップを目的とした高周波など)があります。前者は主にくすみや赤み、後者は主にたるみやハリの低下に用いられます。
注入による治療では、表情じわに対して筋肉のはたらきを一時的に和らげるボツリヌス毒素製剤の注射が用いられます。効果は永続的ではなく、一定期間で戻ります。内出血、左右差、表情の変化といったリスクを伴うため、適応の見極めと十分なご説明が欠かせません。
なお、どれが向くかは、変化の主体がどこにあるかによって決まります。骨格の変化や脂肪の下垂が関わるたるみに、皮膚表面へのアプローチだけを重ねても、期待どおりの変化は得られません。
料金
本ページでご紹介する美容目的の治療は、自由診療(保険適用外)です。(湿疹・皮膚炎など、疾患に対する治療は保険診療の対象となる場合があります。)
※料金は税込表示です。 ※実際の費用は、部位・回数・範囲によって異なります。カウンセリング時に総額をご提示し、ご納得いただいてから進めます。
リスク・副作用・ダウンタイム
くすみ・たるみ・しわに対する治療は、次のようなリスクを伴います。必ずご理解のうえでご検討ください。 選ぶ方法によって内容は異なりますので、実際に受けていただく際には、その治療に固有のリスクをあらためてご説明します。
施術直後〜数日
- 赤み・ほてり・ヒリヒリ感 光やレーザー、ピーリングなどの後に生じることがあります。多くは数時間〜数日で治まります
- 痛み・熱感 施術中や直後に感じることがあります。部位や方法によって程度は異なります
- 腫れ・むくみ・内出血 注入や超音波を用いた治療の後に生じることがあります。内出血は通常1〜2週間で吸収されます
数日〜数週間
- 色素沈着 施術後の炎症により、かえって色が濃くなることがあります。とくに紫外線対策を怠った場合に起こりやすくなります
- かさぶた・皮むけ 方法によっては一時的に生じます。無理にはがさないでください
- 一時的な感覚の変化・左右差 注入や熱を用いる治療の後に、まれに生じます
- 表情の変化 ボツリヌス毒素製剤を用いた場合、まぶたの下がりや表情の不自然さが生じることがあります。多くは時間の経過とともに戻ります
まれに起こりうること
やけど(熱傷)、瘢痕(はんこん、傷あと)、感染、アレルギー反応など。血管内への誤った注入による重篤な合併症も、きわめてまれではありますが報告されています。
ダウンタイム
方法によって大きく異なります。当日からメイクが可能なものもあれば、数日間の赤みや腫れを見込んでいただくものもあります。大切なご予定の直前は避けていただくようご案内しています。
受けられない方・慎重な判断が必要な方
妊娠中・授乳中の方、治療部位に感染や強い炎症がある方、光線過敏症の方、特定のお薬を服用中の方、ケロイド体質の方などは、治療をお受けいただけない場合や、慎重な判断が必要な場合があります。必ず問診時にお申し出ください。
トラブルが生じた場合は、当院で診察・治療を行います。気になる症状があれば、遠慮なくご相談ください。
ほかの選択肢について
治療を受けることだけが答えではありません。次のような選択も、十分にあり得ます。
- 紫外線対策とスキンケアを続ける
これ以上進めないための、最も基本的な方法です。費用の負担が少なく、続けやすい選択です - 生活習慣・栄養を整える
睡眠、栄養、禁煙、姿勢。地味ですが、長い目で見れば大きな差になり得ます - メイクで整える
くすみや色ムラは化粧品でカバーするという選択もあります。体への負担が最も少ない方法です - 何もしない
くすみ・たるみ・しわは、医学的に治療しなければならないものではありません。加齢にともなう自然な変化であり、放置して健康を損なうものでもありません
そのうえで、鏡を見るたびに気持ちが沈むといったことがあるのなら、それは治療を検討する十分な理由になると考えています。受けるかどうかは、ご自身の気持ちを基準に決めていただいて構いません。
治療前後の注意点・日常のケア
治療の前に
施術予定日の前後は日焼けを避けてください。服用中のお薬、過去のアレルギー、これまでに受けた施術(注入を含む)は必ずお伝えください。
治療の後に
紫外線対策を徹底してください。施術後の肌は色素沈着を起こしやすい状態です。洗顔・クレンジングはこすらずやさしく、かさぶたや皮むけは無理にはがさないでください。当日の入浴(湯船)、激しい運動、飲酒、サウナは、施術内容に応じて控えていただく場合があります。
日常のケア
紫外線対策は、一年を通して曇りの日も含めて続けることが基本です。乾燥による小じわには保湿が最も現実的な対処法で、洗顔後は時間をおかずに保湿してください。毎日の摩擦は色素沈着によるくすみの一因になります。睡眠、栄養、禁煙も土台であり、極端な食事制限による急な減量は、皮膚のたるみとして表れることがあります。ご心配な点は、当院の管理栄養士にもご相談いただけます(自費でのご案内となります)。
よくある質問
Q. くすみ・たるみ・しわの治療に保険は使えますか?
-
A. 美容目的の治療は自由診療(保険適用外)です。ただし、くすみの背景に湿疹や皮膚炎などの疾患がある場合、その治療は保険診療の対象となります。どちらにあたるかは診察のうえでご説明します。
Q. 化粧品だけで、たるみやしわは改善しますか?
-
A. 乾燥による細かい小じわは、保湿によって目立たなくなることが期待できます。一方、たるみや、真皮まで刻まれた深いしわを化粧品だけで元に戻すことは困難です。当院では期待できる範囲を正直にお伝えします。
Q. 一度受ければ、ずっと効果が続きますか? 何回くらい必要ですか?
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A. 効果は続きません。加齢による変化は治療後も進みますし、注入による治療のように、あらかじめ効果の持続期間が限られているものもあります。必要な回数も一律ではなく、当院では必要以上の回数やコースをおすすめすることはありません。「維持のために、どのくらいの間隔で何をするか」まで含めてご相談ください。
Q. 痛みやダウンタイムはどのくらいですか?
-
A. 方法によって大きく異なります。ほとんど痛みを感じず当日からメイクが可能なものもあれば、熱さや注射の痛みをともない、数日間の赤みや内出血を見込んでいただくものもあります。
Q. 顔全体が茶色くくすんでいます。しみとは違うのですか?
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A. 違う場合があります。境界のはっきりした斑としてのしみ、頬に左右対称に広がる肝斑、こすりすぎによる色素沈着など、原因はさまざまです。肝斑は刺激によって濃くなることがあるため、見極めがとくに大切です。詳しくは「しみ・そばかす」のページもご覧ください。
Q. 妊娠中・授乳中でも受けられますか?
-
A. お受けいただけない治療があります。安全性が確立していない方法も多いため、妊娠中・授乳中の美容目的の施術は原則としておすすめしていません。保湿や紫外線対策など、負担のない方法をご案内します。
Q. 施術後にトラブルが出たら、どうすればよいですか?
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A. 当院にご連絡のうえ、ご来院ください。当院は皮膚科ですので、赤みや炎症、色素沈着といったトラブルにその場で診察・治療で対応できます。
院長から患者様へ
皮膚は、体の状態を映す鏡だと、私は考えています。くすみ・たるみ・しわは、その方が過ごしてきた年月そのものです。浴びてきた紫外線、重ねてきた仕事や子育て、眠れなかった夜。そうしたものが、少しずつ皮膚に刻まれていきます。
この領域の診療で私が最も大切にしているのは、まず三つを分けて考えることです。ここを曖昧にしたまま何かを始めても、費用と時間をかけたわりに手応えが乏しい、ということが起こります。とくに肝斑のように、刺激でかえって悪くなるものが混ざっていることもあります。「気になるところに、とりあえず何かしてみましょう」という進め方だけは、したくないと思っています。
そして、効かないものには効かないとお伝えします。たるみは施術だけで完全に元へ戻るものではありませんし、深いしわを消し去ることも難しい。良いことばかりをお伝えして始めていただき、後から「思っていたのと違った」となるのは、お互いにとって不本意です。
もうひとつ、この領域は施術だけでは完結しません。日焼け止めを塗らずに過ごせば、また同じことのくり返しです。極端な食事制限で急に体重を落とせば、皮膚はその分たるみます。ここを飛ばして施術だけを重ねるのは、私の考える医療ではありません。当院に管理栄養士が常駐しているのも、そうした内側からの視点を同じ場所でご相談いただけるようにしたいと考えたからです。
最後に。くすみも、たるみも、しわも、医学的に治療しなければならないものではありません。気にならないのであれば、何もしないという選択も、まったく正しいと思っています。そのうえで、気になって毎日鏡の前で憂うつになるのであれば、それは十分に治療を検討する理由になります。ご自身のお気持ちを大切に、決めていただければと思います。
私自身、患者様のお話をしっかりうかがい、分かりやすくご説明し、納得していただいたうえで進めることを信条としています。どうぞお気軽にご相談ください。
川名ごとう皮フ科クリニック 院長 後藤 克修
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